2023年 春 展示会

1、大麻布・襟元藍染絞り
4、藍染タッサーシルク
2、藍染大麻布
5、タッサーシルク
3、大麻布

今まで扱ってきたインドのカデイ(綿)から少し離れて、今期は、大麻のやや厚手でしっかりとした生地とインドのタッサーシルクを使って上着を仕立てました。

1、2、3の大麻100%の生地は、古来の大麻布が持つ特性を再現した『majotae』を使用しております。

1、3はネップ感のある表情をしていますが、しっとりしなやかで滑らかな手触り、奥深い光沢を持ち、通気性もよく、皺もよりにくい素材です。 2はキャンパスをイメージした清潔感とソフトな膨らみのある素材で、藍の染まりもよく、上品な光沢があります。 どちらも適度の重量感があり、安心感のある着心地です。 襟元の藍染の絞りは、ガラ紡糸(綿)で織られたざっくりとした織物を使用しています。

4、5はインドのタッサーシルクを使用しています。シャリ感があり、濡らすとふわっと柔らかくなりますが、アイロンをかけ、乾くとまたシャリ感が出ます。薄い繊細な生地ですが独特の張りがあります。

今期の生地は、今まで扱ってきた生地にはない満足感を私に与えてくれた。染まった色も、素直に納得することができた。特に4の色は、去年までの私には受け入れられない色だったと思う。タッサーシルクを何度か染めて、上の写真のような色になった時、これ以上染めてはいけないと思った。この生地が染めてほしい色になった気がした。

今期はその他に、インドの野蚕の生地でカシュクール、襟にカデイの藍染絞りのあるノースリーブワンピースを展示しております。

*インドのカデイ・・・インドで作られた手紡ぎ、手織りの布です。カデイは、別名fablic of freedomと呼ばれています。インドがまだイギリスの植民地だった頃、マハトマ・ガンディーがイギリスの機械織りの布に抵抗して、手紡ぎ・手織り布の生産によるインド人の自立を国民に呼びかけたことで、インド中に普及したといわれています。