新しいアトリエ

家全体が改修前の荒家で、その中で普通に床と天井があって、作業ができそうな部屋が一つありました。その部屋を見た瞬間ここをアトリエにしようと決めて、2018年からその部屋を利用して、服製作をしてきました。

でもアトリエの周りの部屋が何やら賑やかにカンカンなり出したのが2020年の春ぐらいから。いろんな職人さんがきてくれて、私のアトリエを残して工事が進んでいった。

そして2021年春、2階の改修で残っているのは、私のアトリエのみとなった。。出なければいけない時がきた。。。一旦は出て、私のアトリエを綺麗にしてもらわなければいけなかった。。。戻ってこれるかなあ、ここに。少し心配しながら、職人さんに部屋を空けて、任せることにした。

アトリエのものを全て、下の部屋に入れた。そこは古い造りの家では、一番神聖な部屋らしい。いろんなことを周りから言われて、やっぱり説得されて、今までの宙に浮いている感覚を味わえるアトリエから下の階の地面に近い少し暗い部屋に移ることになってしまった。。。

最初は本当に嫌で、狭いし暗いし落ち着かないし作業しづらいし、いいことなんて一つもこの部屋にない!と半分腹を立てていた。。。。でも、ちょうどいい時に引っ越したらしい。。。蝉の声や、時々降る雨で湿った草木が美しくて、上の方から、通りを歩く人の声が聞こえて、下の方にいる自分を小人のように感じることもできる。小さい生き物になったように感じる時もある。意外に悪くないかもしれないと思うと、体がよく動くようになってきた。この部屋だけに押し込められているのではなく、物が置いてある隣の畳の部屋も整理して、大きい机を置いて、布を広げられるところも作った。なんだかとても素敵なアトリエになってきた。

同時に藍建もしていたのだけれど、私の気持ちに沿うように元気に建ってくれた。アトリエの場所も整い、藍も建って、秋の展示会に向けて、集中できそうだ。